【お風呂の詰まり】症状から分かる原因と対処方法

お風呂では、髪の毛や皮脂汚れによって詰まりが発生することが多いです。また、お子様がいるご家庭では、家で髪を切る際、お風呂を使うことも多いのではないでしょうか。

別売りのヘアキャッチャーを買い、排水口に取り付けて、詰まりを予防している方もいます。いくら気を付けていても、皮脂汚れや、石鹸カスなどは、どうしても時間と共に、溜まっていきます。そこで今回は、お風呂の詰まり原因と、対処方法をご紹介します。

ポイント

・詰まりの原因は髪の毛が多い

・シャンプーなども詰まりの原因になる

・排水口の掃除で解消する場合もある

お風呂の詰まり原因

排水管が詰まっている

お風呂の詰まり原因は、髪の毛や皮脂などが主な原因です。まれに、異物を流してしまい、詰まることもあります。

髪の毛の詰まり

お風呂でシャンプーをすると、どうしても髪の毛が流れてしまいます。また、お子様の髪を、お風呂でカットする親御さんもいます。私の家では、犬と猫を飼っていましたが、冬場の寒い時期は、お風呂で洗っていました。

このように、人間の髪の毛に限らず、動物の毛なども詰まりの原因になってきます。髪の毛が、排水管内で塊になることで、流れずに詰まります。

【予防法】

定期的にパイプクリーナ―での掃除が効果的です。

石鹸カスの詰まり

石鹸カスも、詰まりの原因になります。現在では、石鹸で体を洗わない方も多いと思います。ボディーソープやシャンプーなども、石鹸と同様に詰まりの原因です。排水管に溜まった泡が、水道の成分と結合し、ヘドロ状態になることで、水の流れを妨げます。

【予防法】

よく水を流し、排水管内に溜めないことが大切です。

異物を流したことによる詰まり

お風呂には、ヘアキャッチャーが取り付けられていることが多いので、異物を流すことはあまりないかもしれませんが、浴槽内は、排水栓を外すと、異物が流れてしまうタイプもあります。

例えば、お風呂で歯磨きをしている方であれば、歯磨き粉のキャップが異物に該当します。また、詰め替え用のシャンプーの、口を切った切れ端なども、場合によっては、詰まる要因です。

皮脂などの汚れによる詰まり

体を洗った際に、流れる、垢や皮脂なども詰まりを引き起こします。皮脂などはたんぱく質を含んでいるため、雑菌が繁殖することで、ヘドロ状になります。すぐに、詰まるわけではありませんが、長年使うことで、詰まりの原因となってしまいます。

お風呂の詰まり対処方法

排水口にラバーカップを使おうとしている

お風呂の詰まりを自分で直す方法は、いくつかあります。それぞれご紹介します。

スッポン(ラバーカップ)を使う

排水口のサイズに合った、スッポンを使ってください。

スッポンを使う方法

  • 排水口に密着させる
  • 取っ手を持ち、押し付ける
  • 上下に動かす
  • 流れ始めたら、スッポンを引き上げる
  • 水を流して確認

軽い詰まりであれば、スッポンで解消します。一度で詰まりが直らない場合、何度か繰り返す必要があります。

パイプクリーナ―を使う

パイプクリーナ―も効果的です。

パイプクリナーを使う方法

  • 説明書を読む
  • 洗い場の排水口を開ける
  • ヘアキャッチャーやその他の部品を取り外す
  • 浴槽内の排水栓を取り外す
  • 洗い場、浴槽、両方の排水口に決められた分量のパイプクリーナ―を流す
  • 一定時間放置する(説明書参照)
  • 十分な水で流す
  • 水を流して確認する

浴槽内の排水栓は、上に引っ張ることで取り外せます。パイプクリーナ―は髪の毛を溶かすほど、強力な成分なので、使用後は、十分、水を流して下さい。2回ほどであれば、問題ありませんが、何度も行うと、排水管を傷めるので注意が必要です。

重曹とクエン酸を使う

重曹とクエン酸も詰まり解消に効果的です。石鹸カスや皮脂などが排水管内に溜まり、ヘドロ状になっている場合、特に効果を発揮します。

重曹とクエン酸を使う方法

  • 排水口の周りの部品を取り外す
  • 大きめのごみは捨てる
  • 排水口の中に重曹とクエン酸をふりかける
  • 外した部品にも同様にふりかける
  • ふりかけた後、ぬるま湯をゆっくりと注ぐ
  • 30分弱放置し泡が収まるのを待つ
  • 排水口と部品を水で十分洗い流す
  • 取り切れてない汚れをブラシやスポンジで落とす

重曹とクエン酸の量は、重曹:クエン酸(2:1)です。この記事では、重曹100gと、クエン酸50gとしています。重曹とクエン酸を混ぜると泡が発生しますが、人体へ影響はないので安心して下さい。

他の薬剤を混ぜると、有害物質が発生する場合もあるので、絶対に混ぜないようにしてください。

排水トラップを掃除する

排水トラップの掃除も効果的です。表面上はきれいでも、排水トラップに汚れが溜まり、詰まっていることもあるからです。

排水トラップを掃除する方法

  • ヘアキャッチャーのフタを外す
  • ヘアキャッチャ―や周辺の部品を外す
  • 排水トラップをブラシやスポンジで掃除する
  • 元に戻す
  • 水を流して確認

排水トラップを掃除する際は、取り外した周辺の部品も一緒に掃除します。ヘアキャッチャーにフタがついている、お風呂の場合、ヘアキャッチャーにゴミが溜まり水が流れなくなっている可能性も考えられます。

排水トラップの周りには、ヘアキャッチャー、目皿、整流ブロックなどが取り付けられているので、全部外して掃除して下さい。

食器用洗剤を使う

食器用洗剤で詰まりが解決できることもあります。

食器用洗剤で詰まりを直す方法

  • 便器内の水を減らし調整する
  • 食器用洗剤約100mlを便器に入れる
  • 50~60℃のお湯をゆっくり注ぐ
  • 20~30分放置する

注意点としては、熱湯を便器にかけないことです割れる可能性があります。

まとめ

お風呂の詰まりでは、排水管を取り外すということはできないので、手が届く範囲で、詰まりを解消する必要があります。ヘアキャッチャーにフタがあるタイプのお風呂では、知らない間にヘアキャッチャーにゴミが溜まり、水が流れづらくなっていることもあるので、定期的に確認する必要があります。

スッポンやパイプクリーナ―は、どこの排水口でも役立つ便利なアイテムです。詰まりが発生する前に、準備しておくことをオススメします。

よくある質問

お風呂の詰まりの主な原因は何ですか?
お風呂の場合、髪の毛や皮脂などの汚れによって、詰まりが発生することが多いです。
重曹とクエン酸が詰まりに効果的な理由は何ですか?
重曹とクエン酸は、それぞれ酸性とアルカリ性の汚れに対して効果を発揮します。また、混ぜることで泡が発生し、泡の力でこびり付いた汚れを落としてくれます。
お風呂の詰まりを予防する方法ありますか?
お風呂では、月に1回パイプクリーナ―を使い、排水管内を洗浄すると効果的です。また、ヘアキャッチャ―やトラップなども、定期的に掃除してあげると、キレイな状態が長持ちします。
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