水漏れは、水まわりのトラブルで一番、緊急性が高く、高額になりがちなトラブルです。水が漏れ続けることで、家の中が水浸しになり、家自体の劣化が進む事にもなります。
「水漏れをしていることに気づき、焦って修理業者に頼んだら、何十万円もの請求金額になってしまった。」このような失敗談をテレビで見たことがある方も多いのではないでしょうか。水まわりのトラブルは、症状によって修理代の金額差が大きいため、請求されている金額が本当に適切な金額なのかが、一般の方には分かりにくいこともよくあります。
また、水漏れの早期発見や、時間外の料金設定を確認するなど、出費を抑えるポイントはいくつかあります。この記事では、無駄な出費を抑えつつ、しっかりと修理できる方法を具体的にご紹介していますので、水漏れ修理の参考にしてみて下さい。
【ポイント①】納得できる水道業者選びのすすめ
水漏れ修理で、無断な出費を避けるためには、納得できる水道業者選びが大切です。
納得できる業者選びのポイントをご紹介します。
- 必ず事前の見積りと作業内容を確認する
- 丁寧な対応をしてくれる業者を選ぶ
- 必ず事前の見積りと作業内容を確認する
修理の前に、見積りを出してもらい、内容の説明をしっかり聞きます。気になるところや、疑問に思うところがあれば、遠慮なく質問するようにします。
電話やLINEだけで、現場を確認をせずに出した見積りは、どんなプロでも正確性に欠け、後から、追加費用が発生する可能性は充分に考えられます。相談時に、お客様からお聞きした情報をもとに考えられる状況、費用の説明を事前に聞くことができれば、お客様も安心できるのではないでしょうか。その際、聞いた内容、担当者の名前などをメモしておくと、後で言った言わないが起きにくいのでいいのかもしれません。
分からないことがあればその都度質問をする
水道業者から、作業前の説明がなかったり、話はしてもらったけど、内容が専門的すぎて理解できないなど、少しでも分からないことがあれば、その都度質問をしましょう。本来、支払わなくてもよい金額を支払ってしまった、ということにならないように、分からないことは質問をして、内容をきちんと確認しておくことが大切です。
丁寧な対応をしてくれる業者を選ぶ
良心的な金額を提示してくる業者は、問い合わせの際の対応も丁寧なことが多いです。もちろん、タイミングが悪く、対応が悪いと感じてしまう可能性もありますが、基本的に丁寧な対応をしてくれる会社は仕事も丁寧であることが多いように思います。逆に、話を聞いてくれなかったり、強引に進めようとする会社はトラブルになる可能性が高いのでお気をつけください。
わからない、知識がないからと全てを任せるのではなく、わからなくても聞いてみることで出費を防ぐことにつながることもあります。
【ポイント②】記載してある金額だけで判断しない
インターネット上の広告などで、300円や800円、1000円からといった金額の安さを強調しすぎる水道業者をよく見かけますが、そのような業者には注意が必要です。
ネット検索では修理代300円~とか1,000円~とか書かれているものも広告で見受けられます。しかし、実際は数十万円の請求が来たなんて、テレビでよく見るような話も珍しくありません。
水漏れ修理の際、蛇口交換と言われ、2〜3万かと思ってたら、交換後に8万円の請求が来たといった話も聞きます。水道業者なのに、訪問販売のような手法で、「〇〇が壊れているからすぐに直さないと危ない」といったように、不安をあおってきたりする業者であれば気を付けた方がいいです。
【ポイント③】水道代が不自然に上がったら、水漏れを疑う
水漏れの早期発見も無駄な出費を抑えるポイントです。見えない場所からの水漏れを見つけるのが難しいですが、家の水道代が一つの発見ポイントになります。先月に比べ、水道代が不自然に上がったら、どこかで水漏れが発生していることを疑わなければなりません。
水漏れが発生している可能性が考えられるなら、普段見てない場所をチェックしてみましょう。
水漏れの時はまず状況確認から
水漏れの修理では、原因が分からない場合、まず止水栓を締めることで、水漏れが止まります。水が止まれば、どこから漏れているか、状況確認を行えます。
もし自宅で水漏れのトラブルが発生した場合、応急処置ができるようであれば、行った方がいいケースもあります。可能であれば一度応急処置を行い、被害を拡大させないことが大切です。
水漏れした際の応急処置
水漏れを発見したら、まず、止水栓を締めることをオススメします。止水栓の場所が分かりにくいと思いますので、ここでは、一般的にある止水栓の場所をご紹介します。
- トイレ:タンクの横
- キッチン:シンク下
- 洗面台:洗面台の下
- お風呂:蛇口
止水栓は、手で回せるものもあれば、工具が必要な場合もあります。止水栓を締めることで、給水がストップするので、水漏れの際、自分で行える方は止水栓を締めて下さい。
もし、どうしても止水栓の場所が分からないのであれば、元栓を閉めることで、給水を遮断できます。元栓は、水道メーターと同じ場所に設置されています。元栓を閉めると、家の水が全て止まるのでその点はご注意下さい。
【ポイント④】業者の時間外の料金設定を確認する
水道修理業者は、病院やタクシーなどと同様に、深夜帯や休日には時間外料金が発生することが多くあります。少しでも費用を抑えるには、この点の料金確認も重要となります。
時間外料金は、水道修理業者によって異なるので 追加料金の設定の確認も必須です。また、緊急性が高くなければという条件付きにはなりますが、時間外料金がかからないように、可能であれば、一旦応急処置や、水の給水を止めて(止水栓を締めるなど)、しっかりと水道業者に相談してから、平日の昼間に修理をお願いすることも一つの方法です。
気をつける点としては、水漏れを放置してしまうと、水漏れの状況によっては、床や壁などにまで水や汚水が侵食することが考えられますので、お気をつけください。
すぐに対応してくれる修理業者は、とてもありがたいのですが、値段とは関係なかったりもするので、慎重に対応されることをオススメします。
まとめ
水漏れ修理で、無駄な出費を避けるためのポイントを3つ紹介しました。
口コミをみる、事前の見積り、作業内容の確認、スタッフの対応、などは、お客様が普段サービスを選ぶ際に行っていることと思います。ですが、緊急性が高いため、冷静な判断がしにくいということもあり、早急に業者を決めてしまって、余計な出費につながったなんてこともあります。そんなことがないように、親切な水道修理業者かよく見極めて、依頼されることをオススメします。