水漏れした際の床の応急処置はどうすればいい?

水漏れを放置すると起きる二次被害とは

  1. 床材の腐食やカビの発生 
  2. 床材へのダメージ 
  3. 階下への水漏れ

被害が広がらないように 応急処置をしましょう。

漏水発見時の初期対応は

水源の特定と停止

漏れの原因を特定し、可能な限り直ちに水の供給を止めます。蛇口や配管の破損が原因であれば、止水栓を閉じることが重要です。

電気機器の安全確保

水漏れが電気機器近くで起きている場合、感電のリスクがあるため、対象エリアの電源を切る必要があります。

水の除去

タオル、モップ、ウエットバキュームなどを使用して、床上の水をできるだけ早く除去します。

水濡れ部分の処理

床材の種類に応じた対応

木製床の場合、速やかに水を拭き取り、乾燥させることが重要です。木は水を吸収しやすく、膨張や変形、腐敗の原因になります。

タイルやビニール床の場合、表面の水を除去した後、下地への浸透を確認し、必要に応じて専門家にアドバイスを求めます。

乾燥の促進

除湿機や扇風機を使って、床の乾燥を促進します。自然換気も有効ですが、湿度が高い日は避けるべきです。

腐敗防止のための消毒

水濡れ部分に軽く消毒剤を塗布し、カビや腐敗の予防を行います。

その後の処理について

損傷状況の確認

床の乾燥後、膨張、変形、カビの発生などの損傷がないか確認します。

修復作業

損傷が見られる場合、修復作業が必要になります。小さな損傷であればDIYで対応可能ですが、大きな損傷や構造的な問題がある場合は専門業者に相談することが重要です。

再発防止策の検討

水漏れの原因を詳細に分析し、同様の問題が再発しないよう対策を講じます。

水漏れが起きやすい箇所は?

  1. 排水トラップの水漏れ
  2. 排水ホースの緩みや劣化
  3. 蛇口の劣化
  4. 排水管のつまり
  5. 止水栓
  6. 給水管
  7. 給湯ホース

水漏れ箇所がわからない時は?

排水漏れの箇所がわからない時や、改善されない場合は、専門業者に相談することをオススメします。

水まわりの給水管で水漏れが起きる原因は?

給水管の寿命は10~15年程度。

経年劣化はどうしても起きます。その状況は、素材や使用状況などにより、前後します。

給水管の凍結

給水管の凍結は、冬に起こることがあります。給水管が凍結すると、水が出なくなったり、凍った水が膨張して給水管が破裂したり、ひび割れしたりすることがあります。凍結して水が出ない時に、ドライヤーで温めたり、熱湯をかけることは、大変危険です。

給水管のサビ

給水管のサビは、外側からはわからず内側はかなりサビているケースもあります。その錆が原因で、腐食や水漏れなどのトラブルにつながることがあります。

給水管の損傷

トイレの給水管が経年劣化で、腐食したり、ひび割れが起きることもありますが、他にも給水管に何かのきっかけで物を落としたり、ぶつけたりして損傷することもあります。

給水管の損傷時は、水漏れによる被害が大きくなる前に、給水管の交換をおすすめします。

まとめ

水漏れによる床の腐敗を防ぐためには、迅速な水の除去と乾燥が鍵となります。損傷の程度に応じて適切な修復作業を行い、再発防止のための対策も重要です。特に木製床の場合は、水分による膨張や腐敗に注意し、早期の処理が必要になります。また、水漏れは様々な原因で起こり得るため、日常的なメンテナンスと注意が必要です。

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